日程 | 2020年2月11日(火) – 2月16日(日) ※月曜休廊 |
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営業時間 | 12:00 – 19:00 (最終日17:00まで) |
作家在廊日 | 2月11日(火)、15日(土)、16日(日) |
新・入れ物作家 土井 直也(どい なおや)によって制作されるフィクションの生物のための“入れ物”。
この度、Gallery KINGYO (ギャラリーキンギョ)、gallery neo_(ギャラリーネオ)が次世代のアーティストを応援する共同企画第3弾として、新・入れ物作家 土井 直也(どい なおや)による個展「新・虎の衣を借りて着る」を開催する運びとなりました。
土井直也は、桑沢デザイン研究所卒業後、企業パタンナーを経て、渡英。留学先で「モノ」の曖昧さと信憑性について研究し、作品を制作。 パターンカッティングの技術を駆使し、「モノ」の展開図から新たな入れ物の可能性を模索しています。
「人はモノを見たとき、瞬時にそれが何なのか明らかにしようとし、モノには本質があると考える。しかし、モノは多くの人間の” 認識” という名のレイヤーによって作られており、実はその中心(本質)には何もない。」と土井はいいます。
多くの人間の認識によって支えられたその“モノ”は認識のレイヤーが重なれば重なるほど、鮮明でなくなるのかもしれない、と考え、このパラドックスこそ、本質なのではないか、と解くのです。パラドックスとは、「逆説的」の類義語でありますが、その対義語である「真説的」という言葉が一般にあまり聞かれないのは、土井のいうパラドックスが本質として成り立っていることを暗に意味しているのかもしれません。
彼は、その本質への探求のために目に見える相対的な事象に、パラドキシカルな本質を見出し、新しい入れ物として制作しています。
本展「新・虎の衣を借りて着る」では虎のオブジェの解体から再構築される、フィクションの生物のための入れ物を制作。それはリアルでフェイクな衣服となり、「包む」と「包まない」を同時に含むパラドックスを生みます。その衣服を人間が借りて着ることで、フィクションの生物の新たな所在を探ります。
果たして新・虎はいるのか。
展示会場:Gallery KINGYO
〒113-0022 東京都文京区千駄木2-49-10
Tel:050-7573-7890
土井直也(NAOYA DOI )
http://naoya-doi.com/
北海道生まれ
2006年 桑沢デザイン研究所卒業
2007-2013年 アパレル勤務(パタンナーとして)
2014年 留学のため渡英
2016年 University for the creative arts MA Textiles 修了
2017年- 女子美術大学 ファッションテキスタイル 研究室助手
個展
2017 Transition展/GALLERYGALLERY 京都
グループ展
2018
MONSTER exhibition/ヒカリエ 東京
概念+衣服 Conceptual clothing展/Gallery 5610 東京
2016
飛び出すテキスタイル展/CYCU渋谷 東京/ 透明公園 台北
Makers at Menier Gallery/Menier Gallery ロンドン
MA Graduation show/University for the creative arts ファーナム イギリス
Materiality and Process/University for the creative arts ファーナム イギリス
GDAD Graduation show/University for the creative arts ファーナム イギリス
七月七日展 vol.5 本の衣服展/GALLERYGALLERY 京都
2015
七月七日展 vol.5 本の衣服展/GALLERY ZAVA 東京
2014
七月七日展 vol.4/Promo Arte Gallery 東京
2013
七月七日展 vol.3/Promo Arte Gallery 東京
2012
七月七日展 vol.2/Promo Arte Gallery 東京
2011
七月七日展 vol.1/千疋屋ギャラリー 東京
2008
眞田塾五周年記念/AXIS Gallery 東京
セタガヤーンプロジェクト/生活工房 東京
2007
デザインの通過展/国立本店 東京
眞田塾展/AXIS Gallery 東京
芸術祭
2018
こだま芸術祭/旧田辺米穀店 埼玉
アートディレクション
2009
じもとのもん/Dining Bar 2DK 東京