会 期:2021年 11月 6,7,13,14,20,21日 (土日全 6 日間)
開 館:11-16 時
入場料:800 円(中学生以下無料)
会 場 :矢中の杜(住所:茨城県つくば市北条 94-1)
共同開催:NPO 法人“矢中の杜” の守り人、 gallery neo_(合同会社ネオつくばプロジェクト)
2021年11月、gallery neo_( 合同会社ネオつくばプロジェクト ) は、NPO 法人 “矢中の杜” の守り人と「暮らしの なかの陶」展を共同開催する運びとなりました。 会場となる「矢中の杜」はつくば市北条出身の実業家、矢中龍次郎氏によって建てられた昭和の邸宅であり、 国登録有形文化財です。革新を追求しながらも伝統を重んじたその空間は、多彩で豊かな意匠を通し、今なお人々に新鮮な驚きをもたらします。
「暮らしのなかの陶」展と題した本展では、現代陶作家として活躍する、毛塚友梨(けづかゆり)、大井真希(おおいまき)の陶作品を展示販売いたします。
毛塚友梨は、人間の精神的な問題提起、人間の感情の動き、社会的通念への懐疑・皮肉、哲学的考察など現 代社会への問いを日常のモチーフを通し表現します。また、陶芸技法の中でも最も原始的な技法である『ひもづくり』という技法を用いており、それは縄文土器をはじめとする日本人の造形歴史の発端の技法でもありながら、彼女が提示する作品は私たちに「今」の生活をダイレクトに想起させます。それらの作品に対峙するとき、私たちは、身近でありながら、当然のように捉えていた “暮らしのなかにあるカタチ” に改めて直面し、その造形を再認識することとなるでしょう。
一方、大井真希は、人間が美しいと思うカタチを陶という手法で具現化することを試みています。人がカタチに対して心を動かされる時、人と対象物との間に起こる何らかの” 交感”という瞬間に出会うことを目指しています。私たち人間の根元的なもの、山や川、植物、動物、 鉱物、天体といった自然が折々に見せる美しさに自身の(人間の、とも言えるでしょう)本質を探るヒントがあると信じ、陶という素材と向き合います。大井の提示する作品は、私たちが自然を愛でる、或いは自然によって織り成されたカタチに心動かされるとはどんなことなのか、という眼差しを持たせてくれます。彼女の提示する作品を通し、 私たちは森羅万象の美しい事象に思いを馳せることになるでしょう。
陶作家の作品各々が持つ表情を、矢中の杜の暮らしの空間に添え、 その場所性に芸術の息吹によって生まれうる私たちの “暮らし” と “表現” の関係性をお楽しみください。
【参加作家】
毛塚友梨(けづかゆり) https://www.yurikezuka.jp
大井真希(おおいまき) https://www.makioi-works.com/
- 感染症対策のため20名程度で随時人数制限があります。
- 感染症の状況により変更の可能性がございます。最新の情報はこちらでお知らせしてまいります。
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