【会期】2022年12月22日 (木) ~ 12月25日(日)
2023年1月5日(木) ~ 1月15日(日) ※木金土日OPEN
【年末年始休業 12 月 26 日(月)~1 月 4 日(水)】
【時間】12:00~19:00(最終日は17時まで)
【場所】EARTH+GALLERY(アースプラスギャラリー)
〒135-0042 江東区木場3-18-17 1F
【入 場】無料
【共同開催】EARTH+GALLERY、gallery neo_(合同会社ネオつくばプロジェクト)
【作家在廊日】12月22日(木), 23日(金), 24日(土),1月6日(金),7日(土),14日(土)
この度、gallery neo_(ギャラリーネオ/合同会社ネオつくばプロジェクト)は、EARTH+GALLERY(アースプラスギャラリー https://earth-plus.com/earth-plus-gallery/ )と共同企画として茨城県を拠点に国内外で活躍する造形作家 塩谷良太(しおやりょ うた)の個展を開催いたします。
陶による造形表現を手がける氏は、空間は人が動くことによっ て認識されるという前提のもと、この「動き」を触発し、もの や人の「姿」や「佇まい」を想起させる表現を試みています。
「陶」造形において、粘土や釉薬の特性と素材としての制約への理解はさることながら、形成、乾燥、素焼き、釉薬をかけ、 焼成するという一連のプロセスがあります。氏は、このプロセスを「仕組み」と呼び、そこで起こる現象や自身の動きによる 痕跡を考察することを主軸に造形表現を行なってきました。
同ギャラリーにて開催した 2016 年「塩谷良太」展では、2015 年より手がける「物腰」シリーズの初期大型作品「物腰 (2016)」が空間の気の流れを支配したのは記憶に新しく、その存在感と、稜線の起伏、色彩の濃淡、それらの躍動感に誘われ、人々は目の前に鎮座する陶作品の周りを衛星のように旋回し、縦横無碍に開かれた作品に対面し無意識的に身 体全体で鑑賞せざるおえない状況を体験することになりました。そのことは、私たち鑑賞者に新たな陶鑑賞のカタチを提示してくれたように感じます。
「今回の制作は窯から出てきた自作に面喰うところから始まった」 といいます。2020 年に「大きなサイズでも、思うような仕上がりを得られるようになってきた。」と話していた氏が、受け入れ難いほど 想定外の印象となった制作物に対峙した時、氏は積極的に自作を探 り糸口を見つけようとします。それは「仕組み」に立ち返る作業で ありながら、その「佇まい」が醸す存在感の再分析と言えるでしょう。
「はじめて見るかのようにはじめて見ている」と題した本展は、 改めて見つめ直す作業から還元的、付随的に新たに生まれた表現の 紹介のみならず作家の創造的思考の体現の場となるでしょう。「物 腰 2022-11」をはじめとした、ドローイングを含む約 30 点を展示販売いたします。この機会にぜひご高覧いただければ幸いです。
企画 山中周子 (gallery neo_ 主宰)
※EARTH+GALLERYにて恒例で開催されているアート交流会は、2023年1月6日(金)19時~22時開催いたします。お誘い合わせの上ぜひご来場ください。
塩谷良太 Ryota Shioya https://www.shioya-ryota.com/
2003 多摩美術大学美術学部工芸学科陶専攻卒業
2005 筑波大学大学院芸術研究科デザイン専攻総合造形分野修了
2011-2012 平成23年度文化庁新進芸術家海外派遣研修員、イタリア・フィレンツェ国立美術学院個展
2020.8 「かたちに、かたちのないもの」瀬戸市美術館、瀬戸/愛知
2020.7 水犀、蔵前/東京
2019.9 川越市立美術館 タッチアートコーナー、川越/埼玉
2018.11 「かたちに、かたちのないもの」栗東芸術文化会館さきら、栗東/滋賀
2017.8 白白庵、南青山/東京
2016.6 art space morgenrot、青山/東京
2016.4 EARTH + GALLERY、木場/東京
2012.6 Prioria di San Lorenzo, Montelupo Fiorentino、モンテルーポ/イタリア
2009.3 ギャラリー6坪、十日町/新潟
2007.9 貸しはらっぱ音地、韋駄天ギャラリー、谷中/東京
2005.8 ギャルリー東京ユマニテlab、京橋/東京グループ展
2021.6 「土イジり」茨城県陶芸美術館、笠間/茨城
2021.5 「Art × Life」ギャラリー上田、銀座/東京
2021.2 「国際工芸アワードとやま2020」富山県美術館、富山/富山
2020.11 「6つの個展 2020」茨城県近代美術館、水戸/茨城
2020.10 「矢中の杜展覧会」矢中の杜、つくば/茨城
2020.1 「青花の会|工芸祭2020」BOOTLEG gallery、新宿/東京
2019.10 「焼きものの現在 土から成るかたち PartⅩⅦ」多治見市文化工房ギャラリーヴォイス、多治見/岐阜
2019.10 「Art Session TSUKUBA 2019」[’17 ’15 ’13 ’09]つくば/茨城
2019.6 「特別企画 交流と実験-新時代の〈やきもの〉をめざして-」滋賀県立陶芸の森 陶芸館、信楽/滋賀
2019.4 「第3回 瀬戸・藤四郎トリエンナーレ-瀬戸の原土を活かして-」[’16、第2回]瀬戸市美術館、瀬戸/愛知
2019.4 「雨引の里と彫刻 2019」[’15 ’13 ’11]桜川/茨城
2018.10 [NOT] ARTOFFICIAL [?], LAWANGWANGI CREATIVE SPACE、バンドン/インドネシア
2017.11 「塩谷良太・山崎葉 二人展」art space morgenrot、青山/東京
2017.3 「C pieces」アキバタマビ21 3331 Arts Chiyoda、秋葉原/東京
2016.12 「Jakarta Contemporary Ceramics Biennale #4」 National Gallery of Indonesia、ジャカルタ/インドネシア
2016.10 「第六回天祭 一〇八」増上寺、芝公園/東京
2016.9 「茨城県北芸術祭」道の駅 常陸大宮〜かわプラザ〜、常陸大宮/茨城
2016.7 「 若手工芸作家国際展 第2回薪技芸・炎」東京藝術大学大学美術館 陳列館、上野/東京
2016.7 「現代陶芸・案内」茨城県陶芸美術館、笠間/茨城
2015.4 「 行千草・塩谷良太 二人展 変調ポリリズム」白白庵、南青山/東京
2015.2 「花器自在」日本橋三越、日本橋/東京
2014.11 「世界とつながる本当の方法 みて・きいて・かんじる陶芸」岐阜県現代陶芸美術館、多治見/岐阜
2014.9 「現代・陶芸現象」茨城県陶芸美術館、笠間/茨城
2014.5 「塩谷良太・神戸博喜 二人展」白白庵、南青山/東京
2014.5 「そのかたち、そのそざい 土-自由自在」プラザノース、さいたま市/埼玉
2014.4 「見るを見る展」六本木スペースビリオン、六本木/東京
2014.4 「トッテのある形 PartⅡ」多治見市文化工房ギャラリーヴォイス、多治見/岐阜
2014.3 「ISETAN茶会」伊勢丹新宿店、新宿/東京
2013.11 「彫刻の小径 2013『対話の深度/ものの奥行き』」アートコートギャラリー、天満橋/大阪
2012.11 「ARS GRATIA ARTIS」La Corte Arte Contemoranea、フィレンツェ/イタリア
2012.10 「会津・漆の芸術祭 2012 地の記憶 未来へ」末廣酒造、嘉永蔵、会津若松/福島
2012.9 TABULARASA, Otto luogo dell’arte、フィレンツェ/イタリア
2012.6.15 25anni ANNIVERSARIO ERASMUS, MACRO Testaccio、ローマ/イタリア
2012.5 StArt Point 2011/2012 ‘LONTANO DA DOVE’, Centro per l’Arte Contemporanea Luigi Pecci、プラト/イタリア
2012.3 AQA, PRESENT ART SPACE、フィレンツェ/イタリア
2012.3 HitoTeMa Installation / Workshop with Esagonale, ARIA art gallery、フィレンツェ/イタリア
2011.12.13 StArt Point 2011, Gallery EX3、フィレンツェ/イタリア
2011.10 「会津・漆の芸術祭-東北へのエール-」大和川酒造、喜多方/福島
2011.7 「アートのある建築」可喜庵(鈴木工務店敷地内)、町田/東京
2011.4 「ENプロジェクト」家の展示館(鈴木工務店敷地内)、町田/東京
2010.12 「雨引の里へ 雨引の里と彫刻 2011小品展」ギャラリーせいほう、銀座/東京
2010.12 「ミニアチュール2010」アートワークスギャラリー、水戸/茨城
2010.11 「Studio Stick 季節の特別企画『冬のプレゼント大作戦』」Studio Stick、町田/東京
2010.5 「第1回 金沢・世界工芸トリエンナーレ 工芸的ネットワーキング」リファーレ2F、金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA 金沢/石川
2010.4 「フタのある形 PartⅡ」多治見市文化工房ギャラリーヴォイス、多治見/岐阜
2009.11 「 ニュータウンピクニック 遺跡をめぐるアート アート展」横浜市大塚 歳勝土遺跡公園、横浜/神奈川
2009.10 「岡本太郎の博物館・はじめる視点 博物館から覚醒するアーティストたち」福島県立博物館、会津若松/福島
2009.9 「柔らかな器 感覚の境目を行き来する6人の作家」松の湯二階、新宿/東京
2008.11 「トッテのある形」多治見市文化工房ギャラリーヴォイス、多治見/岐阜
2008.10 「カフェ・イン・水戸 2008」水戸中心市街地、水戸/茨城
2008.9 「P&E Exhibition 2008」アートコートギャラリー、天満橋/大阪
2008.8 「ユマニテラボ小品展」ギャルリー東京ユマニテlab、京橋/東京
2008.6 「家を弔う Kasou PROJECT#2 家葬展」高村家、東久留米/東京
2008.5 「第26回朝日現代クラフト展」阪急百貨店大阪うめだ本店、横浜都筑阪急、大阪、横浜/神奈川
2008.4 「ミニアチュール2008」アートワークスギャラリー、ギャラリーメモリーズ、水戸/茨城、つくば/茨城
2008.3 「Artless Art」アートワークスギャラリー、水戸/茨城
2008.3 「然々野外展」ライブラリーカフェ然々、ひたちなか/茨城
2007.12 「工芸館開館30周年記念展 工芸の力ー21世紀の展望」東京国立近代美術館 工芸館、東京
2007.10 「民家園deアート茶室」横浜市都筑民家園、横浜/神奈川
2007.7 「sprout 4」アートワークスギャラリー、水戸/茨城
2007.7 「フタのある形」多治見市文化工房ギャラリーヴォイス、多治見/岐阜
2006.8 「アートドリル’06」茨城県笠間市友部小学校、友部/茨城
2006.8 「骨壺展」ギャラリー6坪、十日町/新潟
2006.7 「画廊からの発言 小品展」ギャラリーなつかb.p、銀座/東京
2006.5 「中村錦平プロデュース<クレイコネクション by フリーター>展」スパイラルガーデン、青山/東京
2006.4 「[土から陶へ]の現況展」多治見市文化工房ギャラリーヴォイス、多治見/岐阜
2005.9 「つくばエクスプレス開業記念 つくば美術展「あるく座標」」つくば市中央公園、つくば/茨城
2004.12 「第45回日本クラフト展」東京丸ビルホール、福岡イムズホール、東京、福岡
2004.2 「豚をはさむ機械の嘘展」exhibit LIVE、銀座/東京
2004.2 「第7回岡本太郎記念現代芸術大賞展」川崎市岡本太郎美術館、川崎/神奈川
2003.10 「つくばアートウィーク(CROSSING PATH~路上の巡り合わせ~)」つくばセンターペデストリアンデッキ、つくば/茨城
2003.7 「第7回群馬青年ビエンナーレ’03」群馬県立近代美術館、高崎/群馬
2003.6 「豚をはさむ機械の嘘展」筑波大学大学会館別館ホール、つくば/茨城
2002.8 「菜の花里見発見展(アートユニバーシアード)」土気駅前/千葉イベント、ワークショップ他
2021.5.24,28 「ひとてま」インスタレーション/ワークショップ、土浦愛隣会保育所、あゆみ保育園、土浦/茨城
2021.2.22-3.24 「つながる『ひとてま』プロジェクト ~目の前のあなたと,ここではないどこかへ,今ではないいつかに~」、ギャラリーひのたて、水戸/茨城
2020.12.14 「ひとてま」ワークショップ、茨城県近代美術館、水戸/茨城
2020.11 「ひとてま」インスタレーション、Cappella di San Michele Arcangelo a Semifonte(Giacomo Cencetti, Matteo Nutiniによる)、バルベリーノ/イタリア
2019.11 ワークショップ「みいだすと、いかす」川越市立美術館、川越/埼玉
2019.3.23 ワークショップ「みいだすと、いかす」御前山ダム公園、常陸大宮/茨城
2018.11.25 「ひとてま」インスタレーション/ワークショップ「アートフェスタふじみ野 2018」、ふじみ野/埼玉
2018.7.25 ワークショップ「みいだすと、いかす」滋賀県立陶芸の森 産業展示館創作室、信楽/滋賀
2017.5.10 「ひとてま」インスタレーション/ワークショップ(Campucc10, CoBALTOによる)、‘Le attività della festa della ceramica’ piazza Mino di Fiesole、フィエーゾレ/イタリア
2016.9.10 「ひとてま」インスタレーション/ワークショップ(Campucc10, CoBALTOによる)、Parco dell’Anconella、フィレンツェ/イタリア
2016.8.29 「ひとてま」インスタレーション/ワークショップ、Institut Teknologi Bandung、バンドン/インドネシア
2016.8.19 「ひとてま」インスタレーション/ワークショップ、Institut Seni Budaya Indonesia, Bandung、バンドン/インドネシア
2015.11 「ひとてま」インスタレーション/ワークショップ、那須野が原博物館、那須塩原/栃木
2015.3.11 「ひとてま」ワークショップ、Alessandra Porfidia Class, Department of Sculpture, Academy of the Fine Arts of Rome、ローマ/イタリア
2014.9.27 「ひとてま」インスタレーション/ワークショップ、岐阜県現代陶芸美術館、多治見/岐阜
2014.5.17 「ひとてま」インスタレーション/ワークショップ、プラザノース、さいたま市/埼玉
2012.9.7-17 「物資と記憶」/「ひとてま」インスタレーション with sunset, chez Hector Ramsay、フィレンツェ/イタリア
2012.9.5,6 「ひとてま」インスタレーション/ワークショップ、Immaginaria Arti Visive Gallery、フィレンツェ/イタリア
2012.7.16 「ひとてま」インスタレーション/ワークショップ、Court yard of Academy of the Fine Arts of Florence、フィレンツェ/イタリア
2012.7 「ひとてま」インスタレーション/ワークショップ、 CoBALTO、フィエーゾレ/イタリア
2011.11.30 「ひとてま」ワークショップ、Alessandra Porfidia Class, Department of Sculpture, Academy of the Fine Arts of Florence、フィレンツェ/イタリア
2011.6.28,29 「ひとてま」ワークショップ、柳津温泉街、福島/日本
2001.11 「ちょろぎケーキ」パフォーマンス、川崎市岡本太郎美術館、川崎/神奈川受賞
2016.4 第2回 瀬戸・藤四郎トリエンナーレ-瀬戸の原土を活かして-、審査員特別賞 (髙満津子賞)
2012.9 III EDIZIONE DEL PREMIO “ARS GRATIA ARTIS”, L’ Associazione Culturale La Corte Arte Contemporanea, Marco Fattori、1位レジデンス
2016.8.13 ~ 2016.9.8
Artists in Residence of The 4th JCCB、バンドン/インドネシア
パブリックコレクション
瀬戸市美術館、 滋賀県立陶芸の森
コミッションワーク
2016 道の駅 常陸大宮〜かわプラザ〜、常陸大宮/茨城論考
2013.3 制作ノート:「分けないでわかるわかり方」、多摩美術大学研究紀要第 28 号
2005.2 修士論文:「陶造形にみる今日的表現の可能性 作品『Ceramic Clip』及び研究報告書」、筑波大学大学院修士論文