【会 期】2024年2月2日(金)- 2月18日(日)
【休 廊】月火水木
【時 間】13:00~17:00
【場 所】gallery neo_/ Senshu (旧:G’s Gallery Tsukuba)
〒305-0047 茨城県つくば市千現1丁目23-4マイコーポ二の宮101
https://goo.gl/maps/eM96mwgMjcfLFvdW6
【入 場】無料
揺らぐ光、散乱する色彩、溶け出す輪郭線。
キャンバスに描かれた朧げな日々は、新たな意味を持ち合わせ、誰かのあのときへと繋がっていく。
この度、gallery neo_/Senshu にて画家 茅根賢二( ちのねけんじ) 個展「From the foot」を開催する運びとなりました。
茅根は、私たちが今や日常的に行う「記録」によってもたらされる、「記憶」の拡張、あるいは圧縮、そして「再生」という現象を絵画表現を通して探ります。
「人が写真を撮るという行為は、記憶の儚さに対する抵抗のよう」であると氏は捉え、無意識的にスマフォや、カメラを構え目前の光景を残す常習化された行為、また、同時にそれによる記録が世界中の他者と共有され、刹那的に流れていくスライドのように他者の記録に触れることができる現在において「他人の視界すら己の記憶の一部になりかねない。」と考えます。
大事な思い出を残したいという意思によって残された記録も、インターネットをはじめとするSNS や動画投稿サイトなどから流れてくる他者視点の記録も、どちらも同様に私たちの記憶に刻まれる中で、茅根は自身の記録をなぞりながらも、記録の外側にある記憶の断片がキャンバスのなかにどのように再現されていくのかを、絵を描くという身体を伴う行為のなかで試みています。
「From the foot」と題した本展では、筑波山の麓、つくば市にあるgallery neo_/Senshu にて、山やその周辺を歩いた記憶が描かれた新作、ドローイングを含む約10 点を展示販売いたします。
この機会に是非ご高覧ください。
____________________________________
茅根賢二 Kenji Chinone
https://kenji-chinone.jimdofree.com/
1986 茨城県生まれ
2009 茨城大学教育学部学校教育教員養成課程美術選修卒業
2011 第26回ホルベイン・スカラシップ奨学生
2012 筑波大学大学院人間総合科学研究科芸術専攻修了
2023 Trail (PATH ARTS)
明日ひらく絵画 第41回 上野の森美術館大賞展 (上野の森美術館)
2022 Idemitsu Art Award 2022 オーディエンス賞 (国立新美術館)
2020 DIMLY DIARY (ギャラリーしのざき)
2018 WONDER SEEDS 2018 (トーキョーアーツアンドスペース本郷)
2017 中之条ビエンナーレ 2017 (群馬県中之条町)
2016 hybrid images (笠間の家・茨城)
ホルベイン・スカラシップ選抜展VOL.3(REIJINSHA GALLERY)
2015 神社×美術 数多の祭り(常陸國總社宮)
2014 NOT “ATMOSPHERE” (ギャラリーサザ)
2012 清須市第7回はるひ絵画トリエンナーレ きよす賞(清須市はるひ美術館)
2011 TWS-EMERGING2011 Melting scene(トーキョーワンダーサイト本郷)
2010 via art2010(シンワアートミュージアム)
トーキョーワンダーウォール公募2010(東京都現代美術館)
【展示に関するお問い合わせ】mail:info@neotsukuba.com