【会 期】2024年3月3日(日)- 3月17日(日)
【特別OPEN】 3月13日(水)11-15時
※13日は篠田守男氏の誕生日なのでOPENしますが、篠田氏は16日(土)在廊予定です。
【休 廊】月火水
【時 間】13:00~17:00
【場 所】gallery neo_/ Senshu
〒305-0047 茨城県つくば市千現1丁目23-4マイコーポ二の宮101
https://goo.gl/maps/eM96mwgMjcfLFvdW6
【入 場】無料
この度、gallery neo_/Senshuでは、鋼鉄線の張力と圧力で金属塊を中空に固定されるT C(Tension and Compression)シリーズで金属彫刻を主とした不思議な空間を創出し、国際的にも高く評価される彫刻家 篠田守男(しのだもりお)の個展を開催する運びとなりました。
氏は、マルセルデュシャンの発明とも言える「レディメイド」を自身の作品の中で重要な要素と考えます。デュシャンのレディメイドを有名たらしめた「噴水/泉」。「これは既製品を思わぬところにおいた、いわゆる場の転換」と氏は解します。また、その後ピカソは、自転車のサドルとハンドルで雄牛を作りました(「雄牛の頭部」/1942)。
氏の掲げる「Neo- Readymade」は、上記のような例をあげながらも、“モノありき”ではなく、自身の作品パーツも再び使用しTCの要素として、あるいは金属彫刻作品として展開、創出し続けています。
「たまたま私が筑波大学にいた頃、コンピュターで作品を作り、小さな予算で何百も同じものができた。1950年代初頭は、コンピューターを使って作品を作る良い時代であった。今でこそ、コンピューター制御の作品はあたりまえであるが、この時代コンピューターそのものがめずらしい時にこれを行ったのである。イギリスのBBCスタッフが、コンピューターで制御するというので筑波大学まで大勢でやってきて取材に来たほどである。」
今年93歳を迎える氏は、いまだ衰えぬ創造力に満ち、現在も制作を続けています。
本展では、新作七点を含む作品、またこれまでの資料を中心に展示販売いたします。
この機会にぜひご高覧ください。
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篠田守男 Morio Shinoda
https://morioshinoda.jp/profile/
1931年 東京都生まれ。
筑波大学名誉教授・彫刻家
日本国際美術展、宇部市現代彫刻展などに出品。66年ベネチア・ビエンナーレ展に出品、第9回高村光太郎賞受賞。以後、第一回現代日本彫刻展神奈川県立美術館賞、第二回彫刻の森美術館賞、第4回朝倉文夫賞など次々に受賞。2000年には国際彫刻センター(ISC)優秀彫刻教育者賞をアジア人として初受賞。
【展示に関するお問い合わせ】mail:info@neotsukuba.com