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【gallery neo_/Senshu】
与那覇大智 個展
Taichi Yonaha  Solo  Exhibition
手のひらと宇宙

  • 2024年6月15日
「Home-夕-」キャンバスに油彩 53.2×6 5.1cm 2023-24
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与那覇大智 個展 手のひらと宇宙
Taichi Yonaha Solo Exhibition


【会 期】2024年6月21日(金)- 7月7日(日)
【休 廊】月火水木
【時 間】12:00~19:00

【入 場】無料
【場 所】gallery neo_/Senshu(つくば市千現1-23-4 101)

※6月22日(土)17時よりアーティストトークを開催いたします。
この機会にぜひご参加ください。(参加無料)

 

 

月の光は、芸術の在り方に似ている。

月は、陽の光のようにこの星を暖めてはくれない。植物の光合成を促さない。作物を豊かに育んで僕たちの腹を満たすこともない。洗濯物を乾かすことすらできない。

芸術は、飢えをしのぐ一片のパンになりえない。風雨を避ける屋根にもならない。渇きを潤す一杯の水にも、一枚の毛布の代わりにもならない。

災害が起きるたび、戦争が起きるたび、僕たちは芸術の無力感に苛まれてきた。

ではそこで僕たちは、芸術表現を諦めただろうか?

月が月であることをやめないように、表現者はその表現をやめていない。

大層な理由はないのだろう。結局、やめることができなかった、だけかもしれない。芸術表現は、表現者の意志や有用性ではなく、その者を衝き動かす「表現衝動」が原動力になっているからだ。表現者は「衝動」を管理できない。そしてその「衝動」から、世界を除外することはできない。世界と僕との終わるあてのない葛藤が「衝動」だからだ。

月の光が陽の光に依存するように、僕たちの衝動は世界との関係に依存している。

月の光は、芸術の在り方に似ている。

月の光は、僕たちの眼差しを拒むことはない。

世界中で同じ月を見ている。安らかな窓辺で、瓦礫にまみれた絶望の淵で、同じ月を、想像も及ばないほど違う思いを抱きながら、見ている。

今夜も、はるか昔も、もしかしたら100年後も。

月が月であることをやめないように、表現者はその表現をやめない。

ー与那覇大智ー

 

「Home-legato24.12-」 綿布貼りパネルに油彩 直径20.0cm(円形) 2024

 

 

 

 

この度 gallery neo_/Senshu では 6 月 21 日(金)より与那覇大智(ヨナハタイチ)個展「手のひらと宇宙」を開催いたします。

与那覇大智は1967 年に沖縄に生まれました。その時、日本はまさに沖縄返還の只中にあり氏は激動の時代に幼少期を過ごすことになります。その風景、記憶は今なお、表現者としての彼のアイデンティティへの追求、表現衝動への大きな原動力となっているのではないでしょうか。

そもそもアメリカという存在が身近にありながら、彼がアイデンティティを再認識、あるいは問う機会となったのは、筑波大学修了後に作家としてフィラデルフィア留学を経た時だと言います。

それは、消費社会文化アメリカというレッテル意識が、フィラデルフィアの街が持つ歴史を重んじる文化に触れたことで覆されたことに始まります。その街には、東京や沖縄よりもはるかに古いものが存在し、築100年を超える建物が迎える街並みの中での日常生活は、不思議と海外生活という不便さ、居心地の悪さを感じなかったと言います。また、訪れたニューヨーク近代美術館でアメリカ戦後美術に対峙した時、「抽象表現主義の研究で渡米したのに、まるで砂が指からこぼれ落ちるような興味の減退を感じた」と、当時を振り返ります。戦後に起こった抽象表現主義に向き合った時、氏にとっては自身の身体感覚との違和感があったといいます。

沖縄返還後、急速に進められた本土化による標準語教育、文化教育により、沖縄人でも、本土人(日本人)にもなりきれない、もしくはどちらでもある感覚、そして、アメリカで感じた混在するアイデンティティへの問いは、帰国後も彼の表現の根底にある「よるべなさ」をより濃く表出させることとなります。彼の作品名にある「home」はその所以ともいえます。

与那覇によって描かれる移ろい続ける雲、緩やかに移り変わる色彩は自身への問いであり、あいまいな存在へ寄り添うようでもあります。陰影や、薄暗い色彩のなかにある微かな光、それは作家にとって美しくも狂気であり、それでもなお、人が存在するということへの賛歌が光として描かれている「生存のひかり」ではないでしょうか。

与那覇は画面の中に光の匂いを感じるように、呼吸を感じるように描くといいます。

うつろい、変化し続ける画面そのものが彼の問いなのです。

ポール・ゴーギャンの絵画『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』(D’où venons-nous ? Que sommes-nous ? Où allons-nous ?)を思い出さずにはいられない、氏の問いは、戦争のなくならない世界に生きる私たち人類への問いそのものなのかもしれません。

この貴重な機会に与那覇大智の作品をみなさまに是非ご高覧いただけますと幸いです。

「Home-legato24.6-」 綿布貼りパネルに油彩 22.3×16.2cm(楕円形) 2024

 

____________________________________

与那覇大智 Taichi Yonaha

 

1967年  沖縄県生まれ

1990年  沖縄県立芸術大学を一期生として卒業

1993年  筑波大学大学院修了

1991-95年 美(チュラ)展、

1995年  チェコ・日本現代美術交流展、ケルン-東京現代美術交流展

1997年  関口芸術基金賞展優秀賞(98,02)

1998年  アート公募準大賞(’99審査員賞、’01奨励賞)

2000年  VOCA展(上野の森美術館)

2005年  文化庁在外派遣研修員として米国・フィラデルフィアに滞在

2010年 「沖縄プリズム」(東京国立近代美術館)

2014年 反戦展-来るべき戦争に抗うために-(SNOW Contemporary)

2016年~「マブニ・ピースプロジェクト沖縄」(県営平和祈念公園)

2018年 「沖縄を描いた画家たち2018」(佐喜眞美術館・沖縄)

「センス・オブ・ワンダー 芸術と科学に架ける7つの橋」

(OIST沖縄科学技術大学院大学)

2019年 「沖縄を描いた画家たち2019」(佐喜眞美術館・沖縄)

鎮魂と不屈の沖縄-

大城弘明、与那覇大智、写真と絵画二人展

(つくば美術館・茨城)

八色の森の美術展(池田記念美術館・新潟)

沖縄・済州 作品交流展2019(西帰浦芸術の殿堂・韓国)

EAPAP2019-島唄 THE ISLAND SONG(4.3平和記念館・韓国)

2020年  沖縄アジア国際平和芸術祭2020(南風原文化センター)

沖縄も私―つながっていることつなげること―(つくば美術館・茨城)

2022年  固有時との対話―沖縄・基地・Home―(東京外国語大学)

 

Oギャラリー、ギャラリー舫(東京)、画廊沖縄、ギャラリーラファイエット(沖縄)、ワタナベ時計店(福島)などにて個展多数

【展示に関するお問い合わせ】
mail:info@neotsukuba.com

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