【会 期】2024年11月1日(金)- 11月17日(日)
【休 廊】月火水木
【時 間】金15:00-19:00、土日13:00-17:00
【場 所】gallery neo_/ Senshu
〒305-0047 茨城県つくば市千現1丁目23-4マイコーポ二の宮101
https://goo.gl/maps/eM96mwgMjcfLFvdW6
【入 場】無料
穹窿航路 – 蚕神、彼の地より来訪し桑海を渡り帰還す –
古代インドより日本に流れてきたとされる蚕神・金色姫。
漂着した常陸の海岸の蚕養神社と筑波の蚕影山神社(養蚕信仰の中心地)を結び、近代日本の養蚕業において形作られた絹の道、
そして現代の交通路を合わせて、
近代日本においての重要産業だった養蚕に関するものたち(金色姫とその分身ともいえる蚕や生糸)の来訪と帰還の経路を、
現代の関東平野において想像的に仮設する。
そしてその経路の痕跡(信仰地等)を作家が追体験として辿り、各地の取材を元に絵画を制作する。
経路は以下となる。
常陸(蚕養神社) →筑波(蚕影山神社)→関東諸地域(※今回の展示では圏央道と仮定)→八王子(桑都)→絹の道→相模野→横浜
観客は展示空間に関東平野を大きく円を描いて横切る「航路」を幻視する。
加藤真史(2024年9月 個展「穹窿航路 – 蚕神、彼の地より来訪し桑海を渡り帰還す -」ステートメント
この度gallery neo_/Senshuでは、「郊外・風景・地図」を主題とし制作する美術家 加藤真史(かとうまさし)の個展『穹窿航路 -蚕神、彼の地より来訪し桑海を渡り帰還す – 第Ⅲ期 筑波巡礼篇』を開催する運びとなりました。
「郊外・風景・地図」を主題とする加藤は、自らの原風景である郊外をフィールドワークし、そこを形作る要素をリサーチして制作します。
今回、彼の生活圏でもある多摩地方のフィールドワークを進める中、多摩地方や横浜の歴史と養蚕業が深く交わっていることに着目します。リサーチを進めるなかで、近代日本の養蚕業において関東平野に形作られた絹の道に出会うことで、その歴史を辿ります。
絹で栄えた鑓水、製糸業で財を成した原三渓の庭園、横浜の三溪園、そして金色姫が流れ着いた歴史を持つ現在の筑波嶺に位置する蚕影山神社。本展は、「穹窿航路 – 蚕神、彼の地より来訪し桑海を渡り帰還す -」 第1期 横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室2A(神奈川)、第2期 CRISPY EGG GAllery(神奈川)を経て、gallery neo_/Senshu(つくば)に巡回いたします。
この機会に、彼のリサーチ、表現によって語られる、近代日本の重要な産業の一つであった養蚕をめぐる旅を、ぜひつくばの地でご高覧いただければ幸いです。
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加藤真史 / Masashi KATO
https://www.masashikato.com/
1983 愛知県瀬戸市生まれ
2012 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画研究領域 修了
個展
2024
「穹窿航路 – 蚕神、彼の地より来訪し桑海を渡り帰還す -」 第1期 横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室2A(神奈川)| 第2期 CRISPY EGG GAllery(神奈川)
2023
「Suburban Undercurrent」 神奈川県立相模湖交流センター アートギャラリー(神奈川)
「Sagamino Undercurrent -相模野を潜行する-」 CRISPY EGG Gallery(神奈川)
2021
「ATRACE – 垂直の視点の面影 -」 CRISPY EGG Gallery | CRISPY EGG Gallery 2(神奈川)
2020
「Trace the Trace – 僕に踏まれた街と僕が踏まれた街 -」 Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi(東京)
2019
「Surfacing from Depth」 Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi(東京)
2018
「舞台裏を観測する」 CRISPY EGG Gallery(神奈川)
2017
「人は歩ける距離のなかにある風景のうちに住んでいる」 アメリカ橋ギャラリー(東京)
2016 「この腕の痛みは自分のものではない」 マキイマサルファインアーツ(東京)
2015
「Between The Lines」 Gallery W(東京)
2014
「紺青のDiscipline」 GALLERY NIW(東京)
「You Think You’re Breathing Air(それは本物の息か)?」 TURNER GALLERY(東京)
2013
「彼女の見た夢」 現代HEIGHTS Gallery DEN(東京)
2012
「雨中に於いて傘をたたむ」 新宿眼科画廊 (東京)
【グループ展】
2022
「Hirasuna Art Movement 2022 パフォーマンス:わたしより大きなりんかくがみえる」 つくばセンタービル1F「co-en」(茨城)
2021
「TAMA VIVANT Ⅱ 2021 – 呼吸のかたち・かたちの呼吸 -」 多摩美術大学八王子キャンパス アートテークギャラリー(東京)
「VOCA展2021 現代美術の展望-新しい平面の作家たち-」 上野の森美術館(東京)
2019
「MODELROOMING × HASHIMOTATION」 アートラボはしもと(神奈川)※アーテイストユニット「風景のありか」として参加https://fuukeinoarika.wixsite.com/home
「The Optic nerve and The Devices」 CRISPY EGG Galley(神奈川)
「アーツ・チャレンジ2019」 愛知芸術文化センター(愛知)
2017
「気配 – けはひ -」 フェイアートミュージアム ヨコハマ(神奈川)
「第20回 岡本太郎現代芸術賞展」 川崎市岡本太郎美術館(神奈川)
2016
「Gallery Selection」 マキイマサルファインアーツ(東京)
2012
「脳に映るは移る日蝕」 アキバタマビ21(東京)
「日常の変容」 BankART Studio NYK(神奈川)
【Art Fair】
2022
「3331 ART FAIR 2022」(CRISPY EGG Galleryより出展) 3331 Arts Chiyoda(東京)
2018
「Selected Art Fair 2018 蒐集衆商」(CRISPY EGG Galleryより出展) スパイラルガーデン(東京)
【受賞 | 入選】
2022
「3331 ART FAIR 2022」 コレクタープライズ KaceK氏[KaceK賞] | 馬場兼伸氏[B2A賞]
2021
「VOCA展2021 現代美術の展望-新しい平面の作家たち-」 出展
2019
「アーツ・チャレンジ2019 」 入選
2017
「第20回 岡本太郎現代芸術賞」 入選
【展示に関するお問い合わせ】
mail:info@neotsukuba.com